【東京御朱印、ここがすごい!】阿佐ヶ谷神明宮の刺繍入りご朱印符

JR阿佐ヶ谷駅から徒歩2分という好立地にあり、伊勢神宮とのかかわりも深い神社ということで、全国からたくさんの参拝者が訪れる阿佐ヶ谷神明宮。実は、ここ、全国で唯一の「刺繍入り書き置きご朱印符」があるということで、御朱印愛好家の間でウワサになっている神社でもあるのです。

「3月1日から境内の桜が舞い散るまで……」

社務所前でそんな素敵な言葉に出会ってしまったら、頂かないわけにはいかないでしょう。

全国で唯一! 桜の刺繍が美しい限定御朱印

【御朱印解読】「大和がさね」~刺繍入り朱印符~という名をつけられた、雅な御朱印です。HPによると、「美濃和紙と優美な日本の刺繍を重ね合わせた」ご朱印符で、全国で唯一の刺繍入りなのだとか。境内の桜が散るまでが頒布期間というのも、季節の移ろいを感じられて風流ですね。桜の刺繍の入れ方は2種類のパターン。ちなみに、社務所にて書き置きされていて、500円の授与料。

【ここに注目!】和紙の手触りもさることながら、刺繍の部分の肌触りがよく、優しさあふれるご朱印符に仕上がっています。裏を見ると、丁寧に刺繍されていることがわかるので、このまま保存しておきたくなります。

【そのほか頂ける御朱印】通常の御朱印は、その場での手書きになっていますので、御朱印帳を預けて書きあがるのを待ちます。阿佐ヶ谷神明宮と書かれたものと、月讀社と書かれた2種類があります。

境内散策~御神気に満ちあふれた清浄なる空間

阿佐ヶ谷神明宮の拝殿。ここより本殿を望むことができる。

【御利益】必勝祈願の成就、商売繁盛、技芸上達、家内安全

【由来】伝説的英雄「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が東征の帰路、阿佐谷の地で休息したことで、のちに住民たちが旧社地(お伊勢の森と称される現在の阿佐谷北5丁目一帯)に一社を設けたのが始まりとされています。建久年間(1190~1198年)に、土豪・横井兵部(一説には横川兵部)が伊勢神宮に参拝した際、神の霊示を受けて宮川の霊石を持ち帰ったと伝えられ、この霊石が御神体として御本殿の奥深くに鎮まっているそうです。

【境内】境内の中央にある桜の木が見事で、鳥居をくぐった瞬間に目に入るので、桜の季節はさぞかし雅な雰囲気に包まれることでしょう。

【拝殿と本殿】拝殿より望む本殿。御本殿の荘厳さは、さすが伊勢神宮とゆかりの深い神社。拝殿のある敷地に入っただけで、ここが神域であることを感じさせる、清浄な空間となっています。

【本殿(御垣内三殿)】中央本殿は、天照大御神がお祀りされ、左右摂社は、右に月読命、左に須佐之男命がお祀りされています。本殿と摂社には、それぞれの御祭神の象徴を象った装飾が施されており、天照大御神は太陽、月読命は月、須佐之男命は海をあしらっているそうです。

【御祈祷】八難除(はちなんよけ)という御祈祷方法は、全国で阿佐ヶ谷神明宮だけで実施されている御祈祷です。年齢から来る厄年の災い(厄除)、方位や地相・家相を犯したことに起因する災い(八方除)、火や水や人の災い、因縁から来る災いなど、現世に数多ある災難厄事すべてを取り除いてくれるそうです。

【授与品】桜の刺繍の限定御朱印に次いで、御朱印愛好家が集まる理由の1つに、ここで授与される「神むすび」というレースブレスレッド型お守りがあります。ご神縁を受け、運気が上がるようにご祈願しているお守りとのことで、手首にまいたり、カバンや携帯電話のストラップにするなど、活用法はさまざまだとか。

購入してみました! しかも、贈呈用のケースがまた粋なはからい! ちょど、中心となる飾りの部分が穴から覗くような仕様となっています。これはうれしい!!

月讀社からとった月の形をした絵馬も可愛らしい。願いが書かれた絵馬がたくさん結びつけられていた。

【ピックアップ!】桃園川の浅い谷地であったことが地名の由来とのこと。中世には阿佐ヶ谷一族という集団が支配し、阿佐ヶ谷村と呼ばれていたそうです。ちなみに、地名については、伝統的には「阿佐ヶ谷」だけれども、昭和38年の住居法により、「阿佐谷」に統一されました。以降、住所では「阿佐谷」、駅名や一般名称としては「阿佐ヶ谷」が使用されています。阿佐ヶ谷は、書店や古書店の多い町ですが、それは、大正から昭和にかけて、井伏鱒二をはじめ、与謝野晶子や太宰治、青柳瑞穂、伊馬春部、三好達治、火野葦平、徳川夢声など文人が住んだことにルーツは遡ります。当時、阿佐ケ谷文士村とも呼ばれていたそうです。

御朱印愛好家からの推し言葉

期間限定御朱印の特別感もさることながら、
阿佐ヶ谷神明宮全体の醸し出す雰囲気が、
特別な場所に立っていると感じさせてくれます。
桜の花が舞い散る前にぜひ……。


【データ】
阿佐ヶ谷神明宮
〒166-0001東京都杉並区阿佐谷北1-25-5

阿佐ヶ谷神明宮HP

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